安藤忠雄の建築作品を味わう




コンクリート美の追求者 安藤忠雄を体感せよ

 

安藤忠雄

日本で一番有名な建築家。

伊藤豊雄、坂茂、隈健吾を知ってる巷の奥様はそうそういないが、

安藤忠雄に関しては「あ~あのテレビでよく見る人ね」とか「おしゃれな打ちっぱなしコンクリートの人」

となる。

実際にケンイチの母も「安藤忠雄のコンクリートの家なんか寒そうでやだわ」

とか言いながらもしっかりと認識しているから安藤氏はすごい浸透力だと思う。

【安藤忠雄と学歴】

高卒。

工業高校卒。

この人の最終学歴だ。

大阪人に「じょうこう」と呼ばれる大阪府立城東工業高校の卒業者だ。

当然、建築家に学歴など関係のない要素だが、

東大、京大、早稲田などの出身者が建築界のメインストリームにいる中で、

高卒で圧倒的な評価を受けて、

1997年の東京大学教授就任になるということは前代未聞の大出世であるのは間違いない。

「じょうこう」卒、建築界での成功、フェラーリに乗る、東大教授にも就任。

この絵にかいたような快進撃がこの人のカッコよさ。

 

【安藤忠雄の作品】

1976年 住吉の長屋

安藤忠雄が35歳の時の作品。

建築を学んだ人ならば必ず参考作品として研究したことがあるであろうこの名作。

空間構成が非常にドラマチックであり、

「小さい空間でもここまでのドラマを生めるんだな!」

と勉強させられる作品だ。