2級建築士製図試験の課題と解答方法をざっくり考えてみた
2017年、平成29年度の二級建築士・製図試験の課題はコチラですね!
「家族のライフステージの変化に対応できる3世代住宅」(木造2階)

要求されている図面と記入文章は、
①1階平面図兼配置図
②2階平面図
③立面図
④断面図
⑤2階床伏図兼1階小屋伏図
⑥部分詳細図(断面)
⑦面積表
⑧仕上げ表及び計画の要点
の8点です。
まあ例年通りの内容ですので皆さま安心してぶっとばしてやりましょう!!
で、、まあ気になるのが、、
「一体どこらへんがポイントなの?」
という事ですよね?
ざっくり私なりに課題と対策を考えて見ました。
家族のライフステージ&変化に対応がテーマ
ずばり、これが最重要テーマですよね!!
「ライフステージ」+「変化に対応」
2級建築士試験って主に「戸建て住宅」などに関わる人の試験ですよね。(あくまでも一般論)
つまり、高齢化している日本では戸建て住宅は高齢者に対応する事が絶対的なテーマです。
国も、試験主催者もとにかく高齢化時代に訳の分からん住みにくい家を作る建築士を減らして、
「高齢者にも配慮できる能力が備わってる建築士」を増やしたいんです。
ライフステージという文章はつまり、、
「おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、子供たち」が一緒に住んでる住宅を設計してねってことですね。
それでは、
変化に対応ってなんなのでしょうか?
間仕切りされた子供部屋を、子供が巣立った後に部屋の間仕切りを無くせる!
とかが一番最初に思い浮かぶことですよね。
これなら簡単に対応出来そうですが、複雑な変化を考え始めたらなんだか対応が難しそうな問題になりそうですね、、、
この変化ってのが少し今年の受験生を悩ますのかもしれませんね。
2級建築士試験において「高齢者」とは?
高齢者への対応という点が今年も絶対必要な要素であるのは間違いないと思います。
それでは、
この試験においての「高齢者」とは何なのか?
「車いすに乗ってる老人」の事じゃないでしょうか!(きっと! 違ったらごめんなさい。)
みんながみんな車いすなんて乗らんだろ!と言いたい気持ちも出ますが、
恐らく車いすに乗る老人をも楽に生活させれれうる住宅を求められるのではと思います。
①玄関の上がり框(がまち)の高さは?車いすの人でも行き来できる?
②住宅内の段差は解消されてるか?車いすや老人がつまづかない?
③ガレージから玄関ポーチ→玄関→室内の高さは老人や車いすでも楽に行き来できる?
④2階へのアクセスは階段のみ?エレベーターを要求されるかもよ~♡
⑤トイレ、風呂場、洗面所などは車いすでも使える面積確保できてる?
⑥段差解消しすぎてその住宅の玄関には雨水が侵入しない?対処方はありますね~♪
⑦やはり高齢化時代は扉は引き戸がいいっすね~(描くのも楽だし)
⑧3世代って玄関が2つとかキッチンが2つとかのパターンも練習しないといけない予感!
あくまでも予想で書いてますが車椅子はテーマになりそうな気がしますね~。
まあ、結局は本番試験の問題文には課題の要求が全て書かれており、
それさえクリアしておけば合格なんです。
3世代という住宅はやはり一番体の弱い高齢者の生活を考えるってのが建築士の役目ですね。
以上がざっくりとした2017年度の2級建築士製図試験の課題に対する考えでした!
日本全国の建築士のたまごたちの熱い熱い一夏が良いものになりますよう祈ります!
がんばってね~!