京都タワーサンドで竣工当時の荒々しい構造美を体感
全国のリノベーションマニアの皆さん!
2017年の4月、
ついに京都で一大リノベーション計画が完了しその完成した姿を現しました!!
京都タワービルの地下1階の「京都タワーサンド」です。
見どころは、
「竣工時の構造を活かしたリノベーション」
むき出しになっている1964年当時のコンクリートに柱には、
施工中に描かれた墨が、当時のままの姿を見せています!!
ここまで赤裸々にむき出しになってると見ごたえがあります。
※この墨の後は恐らく当時のものと思います、違ったらごめんなさい!


イートインスペースの席の後ろを振り返るとこんな感じで墨が見えてたりします!
なんかうれしくなって思わず写真をパシャリ!
(そんな客は当然一人もいませんが、、)

見よ!この無骨な柱を!これぞ男の建築。
私的なとってもおしゃれだなと感じました。
素材をむき出しにするって事は、
予算も浮くし、工期も浮くし、、、良い事多いな~。

天井を見上げると、、
使い込まれた古めかしい構造に新たに施工された設備配管が強烈なコントラストを見せています。
きっと業者さん大変だったろうな~としみじみ感じてしまいました、、


全体的にとても「薄暗い」ムーディーな雰囲気になっておりました。
京都駅界隈のOLさん、観光客などで大変な賑わいでしたね。

食事前の手洗いをする洗面台がおしゃれに配置されてます。
このビルの地下1階は以前は、
「今どきこのレトロ感は逆に新鮮!!」と衝撃を受けたほどの
まんまのレトロ、、と言うか、、古臭さが漂っていたんですが、
いよいよ京都タワービルも今風になっちゃいましたね。
逆におしゃれすぎて、「俺なんかがすみません、、」と気恥ずかしくなりそうでした。
この京都タワービルはこの地下1階のみならず、1階、2階も大々的なリニューアルをしています。
ですので本当に「あか抜けた」印象になっていました。
JR京都駅ビルが未来的な強烈な建築であるのに対して、
京都タワービルは、時空の止まった異空間でしたがついに現代に戻ってきたようですね。
この京都タワービルの一大リノベーション計画は
設計が乃村工藝社によるもので、施工は大林組との事です。
ちなみに、大林組は京都タワービルを1964年に竣工した施工業者。
1964年って東京オリンピックの年なんですよね。
しみじみと時代を感じました。